今回は、30歳代前半で建設業から製造業へ転職した花とーちゃんの体験談について書いていくよ。
30歳代に突入すると結婚して子供ができたりとライフスタイルも変わったり、将来へ向けての不安だったりと現状に疑問が出てきて転職を考える機会も多いと思います。
私自身、以前働いていた建設業への不満だったり、家族を養っていこうと考えたときに不安もありましたが、30歳代前半で思い切って製造業に転職することである程度の安定した生活を得られることができました。
実際に私が体験した30歳代前半で製造工場への転職のメリットとデメリットを知ることで、今転職に悩んでいる方への手助けになれば幸いです。
なぜ30歳代前半から建設業から製造業への転職を考えたのか
30歳台に突入すると結婚し、子供が生まれて独身の時とはガラッとライフスタイルが変わる方も多いことでしょう。
↓
32歳 一人目の子供が生まれる
↓
36歳 二人目の子供が生まれる
という感じで独身男から夫・父親として変わっていきました。
それとともに、当時勤めていた建設業の収入面・勤務面・将来性を考えると家族を養っていくことは厳しいと感じ転職を考えるようになったのです。
製造業に転職する以前の建設業の会社とは
製造業に転職する前は建設業の主に造園の仕事をする会社で働いていました。
私が働いていた造園会社の主な仕事内容は、
- 個人邸やアパート・マンション、企業の施設の緑化工事/維持管理
- 公園や学校の緑化工事/維持管理
- 河川の草刈り
このような仕事を週6日働き、現場が重なる夏場は月2回しか休みがない時もありました。
給料は日給10000円で残業代はほぼ出ません。
天候不順であれば仕事は休みになり、その日の収入は0です。
しかも入社して1年以上は社会保険・厚生年金にも加入させてもらえず・・・
30歳代前半で建設業から製造業への転職のメリットは
30歳代前半で建築業から製造業への転職のメリット① 学歴なし・未経験でもやる気があれば正社員で雇用されやすい
大企業となれば話は別ですが、中小の製造工場はやる気があれば学歴・未経験でも正社員で雇ってくれる可能性が高いです。
理由として
- 人口減少で働き手が圧倒的に足りていない
- 就職超氷河期時代に各企業が採用数を減らしていたこともあり中間年齢層(30歳代半ば~40歳代)が非常に手薄になっている
というのが挙げられ積極的な採用がされているのが現状です。
建設業の職人の方々は10代のころからその世界で働いている方が多く学歴が無いというのネックですが、そんな方でも製造業は比較的間口が広いです。
30歳代前半で建設業から製造業への転職のメリット② 収入の安定
以前の造園会社は月給ではなく日給制だったため、雨などで現場が動かないときは休みとなりその日の収入は0に・・・
梅雨時や台風シーズンは月に2~3日休みになる事もあり、手取り収入が10万円代の月も”ざら”にありました。
「ボーナス?ナニソレ」って言う感じだったので、寸志で5万円程度とかでしたね。
(これでも社員の中では多い方でしたが・・・)
造園に必要な剪定鋏・のこぎり・地下足袋・手袋は個人で買わないといけなく、毎日使うものなので消耗が激しく、毎月出費がかさんで大変でした。
残業代がつかないことが多かった。
私が働いていた造園会社の雇用状況に問題があったと思いますが、他社でもこのようなことをよく聞いていたので建設業界では普通なことだと思われます。。
これでは家族4人を養っていくのは限界がありました。
建設業は数年すると独立して会社を巣立っていくことが多いので、会社にいる間は”修業”という感じで給料が低く設定されているはわかるのですが、正直生活に困っている職人は多かったです
現在働いている製造工場は、
- 安いながらも月の基本給が設定されている。
- 天候で収入が左右されづらい(災害が起きたら別ではありますが)
- 仕事で使う備品はほぼ支給される
- 一般的なボーナス額が貰える
一般的には普通と思われることだと思われますが、建設業では得られない安心感を得て生活しています。
30歳代前半で建設業から製造業への転職のメリット③ 休みがしっかりと取れる
今では建設業界も土日休みにしようという声が上がっていますが、基本週1回の休みで祝日も普通に勤務は当たり前でした。
現場が重なる繁忙期は日曜日の休みも削り作業をしたりするので、月に2回しか休みが無いというのもありましたね。
地獄だったわ…
週1日の休みでは、日々激しい労働で疲れ切っている自分の体を休めるだけで終わってしまうことも多々あり、家族サービスも十分にできていないのが現状でした。
現在働いている製造工場は基本大企業のカレンダーに沿って休日が設定されていて、
- 土日休み
- 正月、ゴールデンウィーク、お盆は長期連休
30歳代前半で建設業から製造業への転職のメリット④ 有給休暇が取得しやすい
私が働いていた造園会社は有給休暇が年5日しか付与されていなかったのですが、天候が悪くて仕事が止まったりすると消化されたりするので、自分都合で休むことがなかなか難しかったです。
しかも、担当の現場を抱えていれば私がいないと仕事がストップしてしまう場合もあり、これも有給休暇が取りにくい状況の一因でもありましたね。
現在私が働いている製造工場は入社半年で10日貰え、その後は1年ごとに付与日数も増えていく一般的な感じなので、
「有休が無くて用事が入れられない!!」
ということもほぼ無くなり、日々の生産も私が1日居なくても他の社員がフォローすることで回っていくので、休みたい時に休めないというのはよっぽど無くなりました。
30歳代前半で建設業から製造業への転職のデメリットは
30歳代前半で建設業から製造業への転職のデメリット① 体調崩すことが多くなった
造園会社で働いてた時は、毎日外で汗水流して働いていたので健康診断などで悪い数値が出ることはなかったのですが、製造工場は室内作業になってくるので体を一生懸命動かすということが無くなることで、そのおかげで肥満気味になり体調が悪くなることが多くなりました。
建設業から比べたら明らかに製造業の方が運動量が落ちるので、休日に運動して日々の体調を管理することがより大事になってきます。
30歳代前半で建設業から製造業への転職のデメリット② 客先不良が出ると夜中でも対応しないといけない
以前働いていた造園会社は休みが少ない代わりに、日々の作業時間はほぼ8時から17時で終わり帰宅後に呼び戻されるということはまずなかったです。
しかし、製造業は客先が夜でも稼働していることがあるので、もし不良が客先で発生したらどんな時間でも対応しなければいけません。
お酒を飲んで酔っ払っている同僚もいたよ。
交代勤務で夜も稼働している客先の製造ラインが止まってしまっては大変なことになるので、製造業としてはこのような急な出勤は致し方ないですね。
30歳代前半で建設業から製造業への転職のデメリット③ 将来的に独立が望めなくなる
建設業では会社で働きながら修行して独立するということは普通です。
しかし、製造業で独立することは一から高額な機械をそろえたりしないといけなかったり金銭的にもかなり厳しい事なので現状なかなか目指す人はいません。
将来的に自分で独立したいという方は製造業への転職をお勧めできません。
【転職体験談】30歳代前半から建設業から製造業への転職のメリット・デメリット【自動車関係】 まとめ
ということで「【転職体験談】30歳代前半から建設業から製造業への転職のメリット・デメリット【自動車関係】」について書いていきました。
私自身は建設業から製造業に転職して収入も上がり休日も増えたので大成功だったのではないかと思えます。
最初にも書いたとおり、30歳代に突入すると将来への不安も大きくなり転職を考える機会も増えますが、この記事がちょっとでも参考になれば幸いです。
最後に、建設業でも製造業でも各企業の雇用条件が大きく異なることもあるので、転職をお考えの方はしっかりと雇用条件を精査しながら転職活動を進めていきましょう。
今回は以上です(^^)/