【野球】送球イップスになりそうになったらやるべき事【体験談】

どーも花とーちゃんです。

以前このブログでも書いたのですが、私は高校時代にとある名門野球部に所属していました。

しかし、ある試合をきっかけにボールを投げることが困難になっていき、いわゆる「イップス」を発症したのでした。

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イップスを発症してからはホント辛い高校野球生活でしたね。

でも今思うと、

「あ~すればよかった」とか、

「こ~すればよかった」とか思うことがあるのです。

40歳になってしまった今になって後悔しても遅いのですが、私が経験した「イップス」の苦しみに突入しそうな野球人に向けて、送球イップスになりそうになったら最悪の状態を回避するためにやるべき事を書いていきたいと思います。

私が経験したイップスの症状とは?

イップスは様々な形で選手に襲い掛かってきますが、私は特に「ボールを投げる動作」でイップスの症状が強く出てきました。

・近い距離のキャッチボールができない
・内野のボール回しができない
・バント処理の送球ができない
・ピッチャーへの返球ができない
・6-4-3、4-6-3のダブルプレーで送球ができない

遠投は出来るのですが、内野間を適度な力で投げることが非常に難しくなりました。

今まで何も考えてなくても出来てた送球が、あるきっかけを境に突然できなくなるのです。

 この症状は私の大学時代のチームメイトにも多く見られ、私がキャプテンとして神宮大会に出場したときはサードの私にセカンドとファーストが同じようなイップスの症状を抱えており、ボール回しは悲惨なものでしたね・・・
(よく神宮まで行けたわ・・・)

イップスになりやすい人の特徴は?

私の周りでイップスになってしまった人の特徴が、

・真面目な人
・考えすぎる人
・くよくよしてしまう人
・練習をたくさんする人
・周りに気を使う人

一般的にも言われているように、真面目な人ほどイップスになりやすいというのは間違いないです。

そして、真面目な人ほどイップスの沼にハマっていくのです。

イップスの沼にハマってしまう流れとは?

私が体験したイップスの沼にハマってしまった流れは、

期待に応えないといけないと自分を追い込む
試合で使ってくれている監督、応援してくれているチームメイト・父兄のために絶対ミスをしてはいけないと自分自身を追い込んでいた
1つの送球ミスでさらに自分を追い込んでしまい、引きずってしまった
優勝が懸かった県大会で、最後の打者の打球を捌いたときに一塁へ投げた送球がワンバウンドになってしまった。
大事な場面での悪送球をずっと心の中で引きずる事に・・・
・訳が分からなくなったままひたすら練習をした
ミスをしたことで「何かがおかしい」ということになったのだが、訳が分からいないままひたすら練習を繰り返した。
・訳が分からなくなったまま試合に挑み、またミスをしてしまう
練習すればよくなると信じ投げる練習を繰り返すが、試合になるとまたミスをしてしまい自信を無くす。

練習すれば良くなると思っていたけど間違いでした・・・

練習すればするほど沼にハマっていくルーティーンで地獄でしたね。

送球イップスになりそうになったらやるべき事を挙げていくよ

真面目で悩みやすい人ほどハマっていくイップスになりそうになったらやるべきことを挙げていきます。

送球イップスになりそうになったらやるべき事① 現状から逃げてしまおう

真面目な人ほど現状を打破するために一生懸命頑張ってしまいます。

しかし、その状況を打破できずに私みたいにイップスの沼にハマっていく人は多いと思います。

そういう時は思い切って現状から逃げ出してしまいましょう

・練習を止めてみる
・コンバートを申し出てみる
悪い状態で練習をやり続けても良くなることはほぼありません。
そんな時は思い切って投球の練習を止めて、冷静に現状を振り返り良い時と悪い時の投げ方を分析することでやるべき練習を明確にしましょう
それでも思い通りにならなければコンバートを申し出てみましょう
私自身、近い距離よりかは遠い距離の方が投げやすかったので、たまに外野の練習に加わり気分転換を図っていました。
現在プロ野球で活躍している選手でもコンバートすることで活路を見出し成功している選手は多くいます
(ソフトバンクホークス・内川選手、楽天・松井稼頭央選手、元オリックス・田口壮選手など…)
現状から逃げるではなく、現状を打破するという考えで行動を起こしてみましょう。

送球イップスになりそうになったらやるべき事② 周りに包み隠さず現状を伝えてみよう

イップスになりそうなことを自分だけで悩まずに、仲間や監督・コーチに伝えましょう

私がイップスになった高校時代はイップスというのがまだ一般的に知られていない時代で、ボールが投げられないというのが恥ずかしくて周りに伝えることも出来ず一人で悩んでいました

しかし現在はイップスというのが世間に広く知られているので、思い切って自分から暴露してしまいましょう。

暴露することで周りからの協力が得られやすくなり、イップス脱出のきっかけが早めに掴めるかもしれません。

送球イップスになりそうになったらやるべき事③ ”足”を使って投げることを意識しよう

これは技術的なことになるのですが、イップスになってしまうとつい手の動きを意識しすぎて余計ぎくしゃくしてしまうのです。

私の経験上、送球は下半身の動きから上半身へと連動していくので、まず足の運びを意識しながら送球することに意識を置きましょう

良く分からない人はYouTubeなどの動画でプロ野球選手のキャッチボールの動画を見てください。

下半身がよく動いているのがよくわかりますよ。

イップスになる前の私も投げ方で悩んだことはほぼなくて、練習でも常に足の運び方を気にして練習をしていましたね。

YouTube

送球イップスになりそうになったらやるべき事④ 暴投しても気にしない

暴投しても気にしない・・・

簡単に言うなよって思うかもしれませんね。

私もそうだったように、イップスになりそうな人にはこの感覚を持つことは確かに難しい事です。

私の高校時代の一つ上の先輩方が甲子園に出場しました。

その時にショートを守っていた先輩は甲子園という大舞台の大事な場面でタイムリーエラー喫したのですが、次の打球が来た時には何事もなかったように全力で腕を振ってアウトを取ったのです。

その先輩とは大学まで一緒でしたが、大学時代もエラーはするもののそんなこと気にせずにプレーをしていました。

「こんな俺を使った監督が悪いんじゃ」くらい吹っ切れてプレーすることも大事だとこの先輩から教わったように思いますね。

※ちなみに、この先輩は高校日本代表にも選出されるほどの選手で尊敬していました。

送球イップスになりそうになったらやるべき事⑤ YouTube動画「トクサンTV」を見て野球のすばらしさを思い出そう

「トクサンTV」は野球系ユーチューバーの中で日本一の登録者数(2020年3月現在54万人)を誇ります。

そんなYouTube番組にはかつてイップスだった人や現在進行形の人が、野球を真剣に楽しくプレーしているのが見られます。
(守備猿ジュンとライパチがイップスだったらしい)

イップスになってしまったら野球の楽しさを忘れるくらい気持ちが追い込まれてしまうので、「トクサンTV」で野球のすばらしさを改めて感じてみてください。

また、イップスを克服した体験談やイップスを克服するための練習方法も取り上げているのでそちらも是非参考にしてみましょう

youtube「トクサンTV」

【野球】送球イップスになりそうになったらやるべき事【体験談】 まとめ

イップスはなった人にしか分からない非常につらいものでもありますが、段階を踏んでいけば確実に良くなることも多くの方が実証しています。

正直私の現役時代(20年前)に比べるとイップスに関しての情報がたくさんあるので非常に羨ましい時代になりました。

今回の記事をきっかけに一人でも多くの方がイップスを克服できることを願います。

ということで以上です(^^)/

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