【思い出 平成 甲子園】平成を彩った甲子園のスターたち!! 平成元年~平成5年

どーも花とーちゃんです。

平成最後の甲子園は愛知県・東邦高校が選抜優勝史上最多の5回目の優勝で幕を閉じました。

東邦高校の石川昂弥選手は決勝戦でも2本のホームランを放ち、投げても完封と新たなスターが誕生しました。

平成の甲子園は数々のスターが生まれ、幾多の名勝負が繰り広げられ、われわれ高校野球ファンを熱くさせ、夢中にさせてくれました。

今回は平成を彩ったスターを思い出とともに振り返っていきます。

平成元年

平成最初の春の甲子園は愛知・東邦高校が優勝、夏は東京・帝京高校しました。

平成最初にふさわしくスターが沢山誕生しました。

元木大介(大阪・上宮高校)

春夏甲子園出場

センバツでは優勝寸前で守備の乱れからサヨナラ負け、夏はセンバツで倒している仙台育英に2対11の大差で敗れる。

春夏ともに優勝はできませんでしたが、華やかさのあるプレー、実力、人気などまぎれもなくこの年の主役でした。

吉岡雄二(東京・帝京高校)

出典:朝日新聞

春夏甲子園出場

センバツでは優勝候補の前評判で乗り込んだが、1回戦で兵庫・報徳学園に敗れる。

夏はセンバツで負けたうっぷんを晴らすかのように投打に大活躍!!
全5試合に先発し、3試合を完封、41回を投げて失点はわずか1でした。
打者としても高校通算51本塁打を記録しています。

ゆったりとしたピッチングフォームから、145キロのストレートとフォークボールが印象的でした。

大越基(宮城・仙台育英)

出典:朝日新聞

春夏甲子園出場

センバツでは元木擁する上宮高校に完敗。

打倒上宮で乗り込んだ夏の甲子園では準々決勝で上宮高校と対戦し11対2と圧勝した。

東北勢初の優勝をかけて挑んだ決勝戦では、帝京高校に0対2で惜敗しました。

体全体を使って気迫満点の投球は高校野球ファンを魅了しました。

山田喜久雄(愛知・東邦高校)

出典:報知新聞

春夏出場

選抜優勝ピッチャー。

小柄ながら強気なピッチングで打者を翻弄する投球は見事でした。

夏も出場しましたが、1回戦で岡山・倉敷商業に敗れ春夏連覇の夢は消えました。

中川申也(秋田・秋田経法大付属高校)

出典:朝日新聞

夏甲子園出場

秋田から突如として現れた1年生ピッチャー。

1回戦・出雲商業戦で完封し勢いに乗ると、一気にベスト4まで駆け上がりました。

優勝した帝京高校に0対2で敗れましたが、
アイドル的なマスクと可愛らしいしぐさで人気となりました。

2年時にも春夏に甲子園出場を果たし、春は1回戦で鹿児島実業に逆転負け、夏は初戦で兵庫育英高校との激戦を制しましたが、3回戦で横浜商業に延長戦で負けました。

平成2年

春は大阪・近大付属高校、夏は奈良・天理高校が優勝しました。

2年生のイチロー選手(マリナーズ)中村紀洋(近鉄)1年生の松井秀喜選手(ヤンキース)が初めて甲子園に登場しましたが、この時はまだまだ全国的には無名でした。

内之倉隆志(鹿児島・鹿児島実業)

出典:時事ドットコム

春夏甲子園出場

春夏の甲子園で通算4本塁打を記録。

一本足打法から非常に勝負強い打撃で、勝負を決める場面でのホームランが非常に印象的でした。

平成2年のナンバー1スラッガーです。

南竜次(奈良・天理高校)

出典:時事ドットコム

春夏甲子園出場

夏の甲子園優勝ピッチャー。

1回戦ではイチロー選手率いる愛知・愛工大名電高校を破り、決勝戦では沖縄初の優勝を目前にしていた沖縄水産との激闘を完封で勝利し優勝となりました。

190cmから投げ下ろすストレートと勝負所で決まるフォークボールは当時の高校生が打ち崩すのは至難の業でしたね。

控えの2年生・谷口功一投手も190cmあったため「ツインタワー」と呼ばれていました。

神谷善治(沖縄・沖縄水産高校)

出典:YouTube

夏甲子園出場

1回戦の高崎商業を7対1で下すと、甲府工業、八幡商業、横浜商業、山陽高校を下し、沖縄県勢初の決勝進出を果たしました。

決勝戦では奈良・天理高校の南竜次投手と投手戦を繰り広げ、惜しくも0対1で敗れましたが、沖縄にも大優勝旗が渡るのも遠くはないと感じさせる戦いでした。

犬伏稔昌(大阪・近大付属高校)

出典:YouTube

春甲子園出場

春センバツ優勝チーム不動の4番バッター。

前年のセンバツでも2年生ながら4番に座り、準々決勝で優勝した東邦高校をあと一歩まで追い込みながら勝利を逃しました。

その悔しさを胸にこの年のセンバツ優勝を見事勝ち取りました。

平成3年

春は広島・広陵高校が、夏は大阪・大阪桐蔭高校が優勝しました。

今となっては超強豪校として名を馳せている大阪桐蔭が甲子園初見参でした。

沖縄水産が2年連続で決勝戦に進むも大阪桐蔭の前に力尽き、沖縄県民の悲願は持ち越しとなりました。

和田友貴彦(大阪・大阪桐蔭高校)

出典:毎日新聞

春夏甲子園出場

センバツ1回戦、仙台育英を相手にノーヒットノーランを達成

サイドスローから投げ込まれる切れ味鋭いストレートとスライダーを武器に打者を抑え込む投球が光りました。

上田佳範(長野・松商学園)

出典:朝日新聞

春夏甲子園出場

この年の松商学園は実力ナンバー1と言われたチームであり、そのチームの中心が上田佳範投手でした。

188cmの長身からストレートと変化球の緩急をうまく使う投手で当時2年生だった松井秀喜選手も「全国にはこんな投手がいるんだ」とびっくりしたそうです。

バッターとしての非凡な才能が有り、強打者ぞろいの松商学園でも打の中心としても活躍しました。

夏の甲子園3回戦・四日市工業戦の延長16回押し出しデッドボールはこの大会の名場面の一つでしたね。

大野倫(沖縄・沖縄水産高校)

出典:日刊スポーツ

夏甲子園出場

前年の準優勝時にも2年生ながら5番に座りヒットを量産していました。

この年は4番でエースとチームの大黒柱となって甲子園に帰ってきました。

沖縄の悲願を叶えるため奮闘し前年同様に決勝戦まで駒を進めましたが、春頃から痛めていたひじが限界にきていました。

決勝戦は初出場の大阪桐蔭に打ち込まれ2年連続の準優勝となりましたが、大会後の検査により「右ひじの剥離骨折」が判明し投手生命を絶たれてしまいました。

樋渡卓哉(山梨・市川高校)

出典:朝日新聞

春夏甲子園出場

春ベスト4、夏ベスト8に進出し「ミラクル市川」の象徴となっていたエース。

甘いマスクで女性ファンからの人気も高く、アイドル的な存在でしたね。

ピッチングフォームも抜群にかっこよく、そのフォームから繰り出されるストレートに相手打者は翻弄されていました。

谷口功一(奈良・天理高校)

出典:サンスポ

春夏甲子園出場

前年優勝時からベンチ入りしており、この年の春夏ともに優勝候補の筆頭でした。

190cmの長身からのストレートとスライダーで打者を牛耳っていましたが、春は2回戦でこちらも優勝候補だった松商学園に0対2で惜敗。

夏も2回戦で伏兵・佐賀学園の若林選手に弾丸ホームランを打たれてしまい、優勝の夢ははかなく散ってしまいました。

平成4年

春は東京・帝京高校が初優勝、夏は西日本短大付属が初優勝を飾りました。

この年から甲子園球場名物の「ラッキーゾーン」が撤去され、ホームランの数が春が7本、夏が14本と激減しました。

三澤興一(東京・帝京高校)

出典:時事ドットコム

春夏甲子園出場

春の優勝ピッチャー。

前年からサードのレギュラーとして出場し、パワフルな打撃で主軸を打っていました。

3年生になるとエースになり、球威は特別あるわけではなかったですがコーナーを丁寧に突く投球と高校生離れしたマウンドさばきが印象的でした。

春夏連覇がかかった夏は1回戦で香川・尽誠学園に0対1で敗れました。

森尾和貴(福岡・西日本短大付属高校)

出典:朝日新聞

夏出場

夏の優勝ピッチャー。

甲子園で5試合を投げ4完封、失点1、防御率0.20という歴史的快投を見せました。

相手打者を見下ろして投げている感じの投球には、まだまだ余力を残しているかのようにも見え、対戦相手は手も足も出ない感じでした。

松井秀喜(石川・星稜高校)

出典:日刊スポーツ

春夏甲子園出場

説明不要のスーパースターです。

一般的に「伝説」を語るうえで夏の明徳義塾戦の5打席連続敬遠がクローズアップされますが、私が衝撃を受けたのは春2回戦東京・堀越高校でのホームランです。

1回戦でラッキーゾーンが無くなった甲子園球場で2本のホームランをぶち込み怪物の実力を見せつけました。

2回戦の堀越高校のエース山本幸正投手は好投手と評判の選手で怪物との対戦に注目が集まりました。

2対0と星稜高校リードで迎えた8回表での対決で、堀越高校・山本投手が内角膝元に投げ込んだカーブをライトスタンドに運んだ打撃は、パワーだけではなく技術も超一流と証明した一打となりました。

あの打撃を見せられたら、5打席敬遠した明徳義塾の気持ちもわかりますね。

吉田道(神奈川・東海大相模高校)

出典:朝日新聞

春甲子園出場

春の準優勝ピッチャー。

がっしりとした体格から投げ込まれる145kmの重いストレートを武器に決勝まで駒を進めましたが、帝京高校をあと一歩のところまで追い込みましたが敗れ準優勝となりました。

強気な投球とは裏腹に笑顔がさわやかな選手でしたね。

平成5年

春は大阪・上宮高校が優勝、夏は兵庫・育英高校が優勝しました。

センバツの大会歌「今ありて」が3代目大会歌として採用されました。

牧野光将(大阪・上宮高校)

出典:時事ドットコム

春甲子園出場

春の優勝ピッチャー。

背番号9ながら決勝戦では埼玉・大宮東を7安打完封し優勝を飾った。

小柄ながら度胸満点のピッチングが光る好投手でした。

平尾博司(埼玉・大宮東高校)

出典:時事ドットコム

春甲子園出場

高校通算68本のホームランを記録し、センバツでも1回戦で先頭打者ホームランを放ちチームを準優勝へと導く活躍を見せました。

体格はそこまで大きくなかったですが、プロ入り後も勝負強いバッティングで活躍しましたね。

倉則彦(茨城・常総学院高校)

出典:時事ドットコム

春夏甲子園出場

この年の常総学院は倉投手の他に金子誠選手(日ハム)や根本健志選手などがいて世代最強チームの前評判でした。

左腕から繰り出されるキレのあるストレートとスライダーを武器に強気なピッチングが光りました。

春夏ともに優勝は成りませんでしたが、夏の鹿児島商工戦の相手2年生エース福岡投手との投げ合いは見ごたえがありましたね。

まとめ

イチロー選手や松井秀喜選手などのスーパースターが誕生した平成元年から平成5年までをお届けしました。

プロ入りしていなくても甲子園で輝いていたスターたちは今でも鮮明に覚えていて、とても懐かしくなりますね。

という事で次回は平成6年から平成10年までのスターの思い出を語ります。

という事で今回は以上で(^^)/

広告