【2020】東京オリンピック実施競技 ”セーリング”を知ろう

どーも花とーちゃんです。

さあ、いよいよ東京オリンピックが来年2020年に迫ってきました。

今か今かと本当に待ち遠しい気持ちですね。

ところで皆さん、オリンピックの競技のことすべてわかってますか?

「ん!?この競技聞いたことあるけど内容は知らないなあ・・・」

という事よくありませんか?

普段なかなか知る機会が少ない競技も開催を前に勉強することで楽しみが倍増するのではないかと思い「東京オリンピックの実施競技」を花とーちゃんとともに予習していきましょう!!

東京オリンピック実施競技

こちらが東京オリンピック実施競技全33競技一覧です。

  • 水泳
  • アーチェリー
  • 陸上競技
  • バドミントン
  • 野球・ソフトボール
  • バスケットボール
  • ボクシング
  • カヌー
  • 自転車競技
  • 馬術
  • フェンシング
  • サッカー
  • ゴルフ
  • 体操
  • ハンドボール
  • ホッケー
  • 柔道
  • 空手
  • 近代五種
  • ボート
  • ラグビー
  • セーリング
  • 射撃
  • スケートボード
  • スポーツクライミング
  • サーフィン
  • 卓球
  • テコンドー
  • テニス
  • トライアスロン
  • バレーボール
  • ウエイトリフティング
  • レスリング

ご存知の競技が多い中、

セーリング・・・

ボート・・・

自転車競技・・・

テコンドー・・・

近代五種・・・

う~ん、この辺の競技の予習しないといけませんね。

という事で、今回はまず「セーリング」から予習していきましょう!!

東京オリンピック実施競技「セーリング」

オリンピックにおける歴史は古くて、なんと1900年第二回パリ大会から競技として行われています。
(1896年アテネ大会から正式種目でしたが、悪天候だったため中止になりました。)

1996年のアトランタ大会までは「ヨット」という競技名で行われていました。

「ヨット」の方がなじみがある感じしますね。

ちなみに、”笑っていいとも”でおなじみのタモリさんは海が大好きという事で「タモリカップ」なるヨットレース大会の大会名誉会長をしています。

掲げるテーマは”日本一楽しいヨットレース”!!

タモさんらしくていいですね。

セーリングの概要

セールを流れる風の揚力を動力として、水上を滑走する速さと技術を争うレースです。

種目によって1~2人で小型セールボートに乗り、レース海面に設置されたブイを決められた順序に決められた回数を回り、フィニッシュします。

着順を点数化し、総得点が低いものから順位が決まります。

東京オリンピック セーリング競技会場

神奈川県・江の島ヨットハーバー

施設紹介

江の島ヨットハーバーは1964年東京大会でセーリング競技に使用するために日本で初めての競技用ハーバーとして整備されました。

1年を通じて気候が温和な地域であるため、数々のヨットレースが開催される国内有数の施設です。

東京オリンピック実施種目

東京オリンピックで実施されるセーリング競技の種目を紹介します。

・RS:X級(男子・女子)1人乗り
「アール・エス・エックス級」と呼ばれています。
全長2.86m、全幅0.93m、重量15.5kgのウインドサーフィンボードを使用して行う種目です。

・レーザー級(男子)1人乗り
全長4.23m、幅1.37mのレースヨット種目。
世界で広く普及している種目です。

・レーザーラジアル級(女子)1人乗り
レーザー級の艇体をそのまま使い、セールの面積を約80%削減したヨットで行われています。

・フィン級(男子)1人乗り
全長4.51m、幅1.50mのレースヨット種目。
セーリングでは最古の種目です。

・470級(男子・女子)2人乗り
艇の全長が4.7mであることから日本では「ヨンナナマル級」と呼ばれています。
舵と主帆を操るスキッパー、前帆を操るクルーが乗り込むヨット種目。

・49er級(男子)2人乗り
全長4.9m、大きなセールと独特な線形が生み出すスピードは平均11ノット(時速20km超)、最大速度は40kmにもなり「海のF1」と呼ばれています。

・49erFX級(女子)2人乗り
49erの設計をベースに、より体重の軽いチームでも強風下でも乗りこなせるよう設計されました。
男子の49er級と艇体は同じですが、マストの高さとセール面積が小さいヨットです。

・フォイリングナクラ17級(混合)2人乗り
オランダのナクラ社が製造する全長5.182mのヨットを使う種目。
オリンピック種目の中でも最新・最速のヨットです。
オリンピックでは男女混合で乗るルールになっています。

世界の強豪国

オリンピックのセーリング競技で最も多く金メダルを獲得しているのは、ヨットレース発祥の国イギリスです。

第2のメダル獲得国は世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」で最多優勝回数を誇るアメリカです。

その他のメダル常連国はノルウェー、スペイン、フランスなどヨーロッパの国々が名を連ねています。

また最近ではオーストラリアニュージーランドがヨーロッパ勢に割って入る実力をつけており注目です。

セーリング日本代表 過去のオリンピック成績

過去のオリンピックで日本は2個のメダルを獲得しています。

1996年アトランタ大会

女子470級 銀メダル 重由美子・木下アリーシア
重由美子選手は小柄で、木下アリーシア選手は大柄の凸凹コンビでしたね。

2004年アテネ大会

男子470級 銅メダル 関一人・轟賢二郎
オリンピック初出場でメダル獲得、お見事でした!!

セーリング日本代表「日の丸セーラーズ」 注目選手

セーリング日本代表「日の丸セーラーズ」の注目選手を紹介していきます。

470級 女子 
吉田愛、吉岡美帆ペア

吉田愛(37)
東京都 ベネッセホールディングス
身長161cm、体重58kg
リオオリンピック5位

吉岡美帆(27)
広島県 ベネッセホールディングス
身長177cm、体重70kg
リオオリンピック5位

ペアを結成して約5年。

2018年はデンマークのオーフスで開催された世界選手権「セーリング・ワールド・チャンピオンシップ」で女子470級日本初の金メダルを獲得。
アジア競技大会でも金メダルを獲得。

東京オリンピック・セーリング競技会場の江の島は2人の練習拠点という事で、知り尽くした環境、地元の大声援などすべてを力に変え、ぜひ”金メダル”を獲得してほしいです。

追記:吉田愛・吉岡美帆ペア 東京オリンピック代表内定!!

2019年8月9日、470級世界選手権が神奈川県江の島で行われ見事銀メダルを獲得し東京オリンピック代表内定を獲得しました。

わずかに金メダルに届かなかったですが、セーリング競技としては第一号の東京オリンピック内定です。

東京オリンピックでも「よしよしペア」の活躍に期待です!!

レーザーラジアル級 女子
土居愛実

土居愛実(24)
神奈川県 アビームコンサルティング
身長167cm、体重63kg
リオオリンピック20位

2016年、リオオリンピックでは兄・一斗とともに出場。

2017年オランダで開かれたセーリング・レーザーラジアル級世界選手権で、この種目の世界選手権では日本勢初となる銅メダルを獲得

2018年アジア大会では圧倒的な強さを見せ金メダルを獲得。

土居愛実選手も練習拠点がオリンピック会場にもなっている江の島です。

「とにかく金メダルを!」という気持ちで地元の応援を力に変えて勝ち取ってほしいですね。




RX:級 男子
富澤慎

富澤慎(34)
新潟県 トヨタ自動車東日本
身長182cm、体重73kg
リオオリンピック15位

北京・ロンドン・リオと3大会連続でオリンピックに出場

リオオリンピック後からイギリス人コーチのニック・デンプシーをコーチとして迎えました。

ニックコーチはアテネで銅、ロンドントリオで銀を獲得している元セーリング選手でセーリング界に顔が利くため、富澤選手も海外の一流選手と一緒にトレーニングで来る機会に恵まれるようになりました。

36歳で迎える東京オリンピックを集大成として悲願のメダル獲得を期待します。

富澤選手はイケメンとしても有名で、東京オリンピックでメダル獲得となれば”富澤フィーバー”起こりそうですね。

ちなみに既婚者です。

最後に

セーリング日本代表「日の丸セーラーズ」カッコイイ名称ですよね。

東京オリンピックでメダル獲得となれば、一気に知名度もアップして人気が出るでしょう。

私は小学生の時、世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」に日本代表がチャレンジしているのをテレビで観ていました。

当時はルールなんてわかっていませんでしたが、自然を相手に人間が船を操りレースをしている姿にくぎ付けになったことを記憶しています。

なかなかヨットレースは一般的には観ることが少ないのですが、この東京オリンピックを機会に是非皆さんにもスケールのデカい競技を見て魅力を知ってほしいですね。

全力で応援しましょう!!

がんばれ”日の丸セーラーズ”!!


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