どーもスポーツ大好き花とーちゃんです。
前回は東京2020パラリンピックで行われる競技「ボッチャ」の魅力を書きましたが、今回は「柔道」の見どころと注目選手を紹介していきます。
パラリンピックで行われる柔道もオリンピックと同様人気がある競技で、非常にスリリングで迫力があり観る者を圧倒します。
日本選手が金メダルを獲得する可能性も非常に高いので、大注目間違いなしの競技となりますね。
それでは本記事は「【東京2020パラリンピック実施競技】柔道の見どころを紹介!!【注目選手】」について書いていきます。
【東京2020パラリンピック実施競技】柔道の競技説明
パラリンピックで行われる柔道は視覚障がいの選手によってオリンピック同様に男女別、体重別に分かれて行われます。
(視覚の程度でのクラス分けはありません。)
【東京2020パラリンピック実施競技】柔道の醍醐味
組み合った状態から試合が始まるため、いかに相手を崩して技に持ち込むのがポイントとなってきます。
非常に集中した中で相手の息づかいや雰囲気、タイミングを感じながら試合は行われますが、きれいに技が決まることが多いことからオリンピック柔道よりも柔道らしいといわれることもあります。
【東京2020パラリンピック実施競技】日本代表注目選手
それでは、東京2020パラリンピックに向けて日本代表候補選手を紹介していきます。
女子57kg級 廣瀬順子
前回のリオパラリンピックではパラリンピック柔道女子として初めてのメダル(銅メダル)を獲得しました。
夫は同じ視覚障がい者柔道で活躍する廣瀬悠選手で、ともに伊藤忠丸紅鉄鋼に所属していることもあり、夫の指導を受けながら練習に取り組んでいます。
2018年の世界選手権では銀メダル、東京国際視覚障がい者柔道選手権でも優勝を果たしており、東京2020パラリンピックではもう一つ上の金メダル獲得が期待されます。
主な成績
- 2014年 インチョンアジアパラ選手権大会(韓国)
女子57kg級 準優勝 - 2015年 IBSAワールドゲームス
女子57kg級 5位 - 2015年 IBSAワールドカップ(ハンガリー)
女子57kg級 5位 - 2015年 第30回記念全日本視覚障がい者柔道大会
女子57kg級 優勝 - 2016年 リオパラリンピック
女子57kg級 銅メダル - 2017年 IBSAワールドカップ(ウズベキスタン)
女子57kg級 5位 - 2017年 第32回全日本視覚障がい者柔道大会
女子57kg級 優勝 - 2018年 IBSAワールドカップ(トルコ)
女子57kg級 優勝 - 2018年 IBSA世界選手権大会(ポルトガル)
57kg級 銀メダル - 2018年 第33回全日本視覚障がい者柔道大会
女子57kg級 優勝 - 2019年 東京国際視覚障がい者柔道選手権大会
女子57kg 級 優勝
2016年・リオパラリンピック後はメダリストという重圧で一時調子を落としましたが、逆にこの時期を乗り越えたからこそ地力がついてきた感じですね。
東京2020パラリンピックでの金メダル獲得はすぐそこまで来ています。
男子 81kg級 北薗新光
北薗新光選手は障がいの重いB1クラスですが、このクラス分けはランキングポイントに影響するだけで試合は弱視、全盲など視力の状態でのクラス分けはなく一般と同じ体重別のみのクラス分けになり、北薗選手のように障がいの重い選手には厳しい戦いになります。
兵庫県警が北薗選手の練習拠点で、警察柔道界では強豪で名が通っている兵庫県県で毎日猛者に囲まれながら練習することが強さを生み出しています。
主な成績
- 2012年 ロンドンパラリンピック
男子100kg級 7位 - 2014年 第29回全日本視覚障がい者柔道大会
男子90kg級 優勝 - 2015年 第30回記念全日本視覚障がい者柔道大会
男子81kg級 - 2016年 リオパラリンピック
男子73kg級 5位 - 2017年 IBSAワールドカップ(ウズベキスタン)
男子81kg級 銅メダル - 2018年 IBSA世界選手権大会
男子81kg級 7位 - 2018年 IBSAワールドカップ(ウズベキスタン)
男子81kg級 銅メダル - 2018年 ジャカルタ・アジアパラ大会
柔道男子81kg級 銅メダル
2016年・リオパラリンピックでは銅メダルが掛かる3位決定戦まで進みながら敗退しメダルを逃しました。
必殺「新光スペシャル」(※)がさく裂して東京2020パラリンピックでは悲願のメダリストになれることを期待します。
(※)新光スペシャル・・・北薗選手が小学校のころから得意としている裏投げで、高校時代の顧問の先生に命名してもらったそうです。
男子100kg超級 正木健人
最後に紹介するのは日本代表のエース男子100kg級正木健人選手です。
生まれつき弱視ながら視力は0.08程度あったため、健常者と一緒とともに練習をして柔道の実力を付けました。
中学3年時には全国2位になり、高校では兵庫の名門育英高校でインターハイにも出場し、3年時には個人、団体と3位という好成績を収めました。
大学は日本柔道界の名門天理大の門をたたき入学しましたが、大学4年になると視力が0.03まで下がり視覚障がい者柔道への転向という道へと進みました。
主な成績
- 2011年 IBSA世界選手権
男子100kg超級 金メダル - 2012年 ロンドンパラリンピック
男子100kg超級 金メダル - 2014年 インチョン2014アジアパラ競技大会(韓国)
男子100kg超級 銀メダル - 2014年 全日本視覚障がい者柔道大会
男子100kg超級 優勝 - 2015年 第30回記念全日本視覚障がい者柔道大会
男子100kg超級 優勝 - 2016年 リオパラリンピック
男子100kg超級銅 メダル - 2016年 第31回全日本視覚障がい者柔道大会
男子100kg超級 優勝 - 2017年 IBSAワールドカップ(ウズベキスタン)
男子100kg超級 5位 - 2018年 IBSAワールドカップ(ウズベキスタン)
男子100kg超級 5位 - 2018年 IBSA世界選手権
男子100kg超級 7位 - 2019年 第33回全日本視覚障がい者柔道大会
男子100kg超級 優勝 - 2019年 東京国際視覚障がい者柔道大会
男子100kg超級 優勝 - 2019年 IBSA柔道グランプリ バクー大会(アゼルバイジャン)
男子100kg超級 銅メダル
身長190cm、体重155kgの巨体から繰り出される技は豪快で、一度技がかかってしまえば相手は成す術ががありません。
ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ2016ロンドンパラリンピックでは、惜しくも銅メダルとなり悔しい思いもしました。
東京2020パラリンピックは日本代表のエースとして豪快な一本勝ちで金メダルを決めてほしいですね。
【東京2020パラリンピック実施競技】柔道 日程と競技会場
それでは東京2020パラリンピック柔道競技の日程と競技会場を紹介します。
柔道 競技日程
2020年8月28日~8月30日までの3日間で行われます。
- 2020年8月28日10:30-13:30/16:30-19:00男子決勝/女子決勝
- 2020年8月29日10:30-13:30/16:30-19:00男子決勝/女子決勝
- 2020年8月30日10:30-14:30/17:30-20:30男子決勝/女子決勝
オリンピックの柔道とは異なり3日間というコンパクトな日程になっています。
柔道 競技会場
武道の聖地日本武道館が競技会場となります。
【東京2020パラリンピック実施競技】柔道の見どころを紹介!!【注目選手】 まとめ
本記事は「【東京2020パラリンピック実施競技】柔道の見どころを紹介!!【注目選手】」について書きました。
今回紹介できなかった日本代表選手にもメダル可能性は大いにあり期待がされている柔道ですが、各国ともに力が拮抗しているため激しく厳しい戦いが予想されます。
一瞬で勝負が決まることの多いパラリンピックの柔道なので目を離さず観る方も集中して応援しましょう。
以上で今回は終わりです(^^)/