【センバツ】コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれている春の甲子園について思うこと【元高校球児が語る】

どーも、花とーちゃんです。

春の甲子園”センバツ”コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれています

今まで数々の困難(阪神淡路大震災・東日本大震災など)にも、中止ということはなかった甲子園大会が開催されないかもということは本当に異常事態と言っても過言ではありません。

また、現時点(2020年3月6日)時点で高校野球連盟からは無観客で行う方向で調整を進めているという発表がありましたが、その発表を受けて各方面で波紋が広がっている状況です。

花とーちゃん
他の部活動の大会は中止になっているのに高校野球だけは特別なのかって声とかも聞こえてくるね。
ホント、困ったもんだね・・・

2020年3月11日に高校野球連盟が最終決断を出すということですが、元高校球児の私が今思うこと、こうしたらいいのではないかという妄想を書いていきます。

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結論、春の甲子園”センバツ”は今開催するべきではない!

この記事を書いている2020年3月6日現在では、まだまだコロナウイルスの感染者数は増加の一途をたどっており納まる気配がありません。

引用:Yahoo!ニュース

その影響で学生スポーツに限らず、プロスポーツにおいても中止や延期が相次いで発表されていて、8月に開催される東京オリンピックですら開催が危ぶまれている状況です。

そんな中、甲子園で行われる春・夏の甲子園大会も一大会で50万人以上を集客するビックイベントなので、当然コロナウイルスの感染が広がる可能性が十分にあると考えられます。

国を挙げてコロナウイルスを鎮静化しようと取り組んでいる状況での開催は非常にリスクがあり、万が一大会参加者・関係者から感染者が出たということになれば高校野球のイメージダウンは免れないと思います。

私もあと一歩で甲子園出場を逃した元高校球児なので球児自身はもとより、その親御さんや関係者たちの気持ちを考えると中止の決断はつらいと思いますが、今年の春の甲子園は中止、またはコロナウイルスが収束するまで延期という方向にもっていくべきだと思います。

強行開催することでネットが炎上し、高校野球人口減少に拍車がかかる可能性も…

アーティストの椎名林檎さんが所属する「東京事変」がコロナウイルスで世間が混乱を起こしている中、2020年2月29日と3月1日に東京公演を予定通り開催したことはネットを中心にバッシングの嵐となっています。

そして、これ以降の公演は中止の発表がされました。

椎名林檎さんといえばカリスマ的人気を誇るアーティストですが、今回の強行開催はイメージダウンとなっていることは間違いありません。

春の甲子園が現在発表されている「無観客試合」での開催が強行されるとして、もしかしたら大会参加者・関係者から感染者が出ずに、無事行われるかもしれないです。

しかし、国を挙げてコロナウイルスを収束させようと大型イベントは中止・延期、学校も休校となっている状態で、春の甲子園だけいくら「無観客試合」とはいえ開催してしまっては、

「高校野球だけ特別なのか!!」

という声が大きくなることは間違いない事です。

また、子供たちもネットやテレビで展開されるであろう高校野球バッシングを必然と見ることになり、

「へ~、高校野球って国が大変な時でも大会を強行するんだ…」

とマイナスイメージが脳裏に焼き付けられ、近年問題になっている野球人口減少に拍車がかかるかもしれません。

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春の甲子園出場校や野球関係者の声は・・・

四国代表・香川 尽誠学園


西村太監督は「選手の表情がいつも通りだったのでほっとした。支えてくれる人や全国大会が中止となった他競技の分まで頑張るという思いでやってほしい」と話した。

 ナインは夢の舞台に向けて気合十分。菊地柚主将は「こんな状況でも野球をやらせてもらえることがうれしい。絶対に甲子園で校歌を歌う」、左腕の村上侑希斗は「野球や甲子園への思いがより強くなった。観客がいなくても、エースとしての自覚と責任を持って戦いたい」と、それぞれ思いを口にした。

引用:四国新聞

関東代表 群馬 健大高崎


戸丸秦吾主将は「やっぱりチームでやる野球は楽しい」と笑顔を見せた。11日に開催可否が決まることに、主戦の下慎之介は「甲子園は夢。中止にならないでほしい」と願う。兵庫県出身で大会中は甲子園に通っていた山畑陸は「ずっと憧れていた場所。感謝の気持ちを持って戦いたい」と意気込んだ。

引用:上毛新聞

関東代表 群馬 桐生第一


「いち、いち、いちにー」。4日午後1時すぎ、みどり市内の桐生第一高グラウンドに威勢良い掛け声が響いた。感染防止のため選手の取材対応はなかったが、ナインは元気な姿でランニングから練習を開始。取材に応じた今泉壮介監督は「選手に大きく動揺している様子はない。中止の可能性も残るが、集中して練習に取り組みたい」と語った。

引用:上毛新聞

九州代表 長崎 創成館


創成館高校野球部 上原 祐士 主将 「甲子園で応援に来れなくても、長崎で応援をしてもらえると思うので、そういう思いを背負いながらプレーしたいと思う」

引用:FNN PRIME

出場するチームの監督・球児たちからは前向きな発言が多くみられます。

活動が制限されながらも開幕へ向けて着々と準備を進めている感じですね。

野球解説者 金村義明


野球解説者の金村義明氏(56)は、「昔の高野連だったら即座に中止にしていた。高野連は変わった」と驚いた様子。「選手の気持ちを大事にして、何としてでもやってあげたいという選手ファーストの気持ちになってくれた。昔なら考えられない。ありがたかった。拍手を送りたい」と評価していた。

引用:サンスポ

阪神タイガース 藤川球児

「僕も元甲子園球児。開催できる状況なら100%してほしい。

ただ、高校野球を学校教育の一環としているわけですから、休校になり、学校行事、他の学生スポーツが中止になっている現状で子を持つ親として考えさせられます。

野球以外の部活動でも、大会に向けて頑張っている子供たちもいる。野球が好きだからこそ、野球が特別という風に見られてしまっていいのだろうか・・・

自分も高校生の時は命がけでやっていました。

今自分が高校生の立場だったらと思うと、本当に心が苦しい。

でも、命にかかわってくる問題です。

だからこそ、しっかり議論して結論を出してほしいです。」

引用:スポーツ報知

野球解説者の金村義明氏は、選手の気持ちを優先した高校野球連盟の判断に対し賛辞を送っています。

本当に選手ファーストでの判断であればいいのですが・・・

阪神タイガースの藤川球児投手は、やらせてあげたい気持ちはあるけど現状を考えると心が苦しいとコメントしています。

野球界でも賛否が分かれているこの状況で、高校野球連盟は3月11日にどのような最終結論を出すのでしょうか。

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コロナウイルスが猛威を振るっている中、2020年の高校野球はどうしたらいいか ~提案~

私の意見としては先ほども書いたとおり、現状コロナウイルスの感染が甲子園開幕予定日(3月19日)までに収束しているとは考えにくい状況なので開催はしないほうがいいと思います。

では2020年の高校野球はどうしたらいいのか、ということを私なりに考えていこうかと思います。

2020年の高校野球 提案① 7月にセンバツを実施する

気温と湿度が高くなってコロナウイルスの落ち着いてくるのではないかという意見もあるので、7月にセンバツ出場校だけで大会を甲子園球場で実施します。

その間、甲子園球場で行われるはずだった阪神タイガースの公式戦はほっともっとフィールド神戸で開催をします。

2020年の高校野球 提案② 夏の大会はセンバツ出場校以外で開催する

夏の甲子園大会県予選・本選ともに、7月のセンバツ出場校以外で開催します。

今年のセンバツには仙台育英・花咲徳栄・東海大相模・中京大中京・星稜・大阪桐蔭・履正社・明石商業・智辯和歌山・明徳義塾などそうそうたる面々が出場予定です。

それ以外の高校だけで夏の大会が行われれば、長年甲子園から遠ざかっていた高校、今まであと一歩で甲子園に出れていなかった高校などが出場できるチャンスが巡ってきます。

2020年の高校野球 提案③ 日本一決定戦を行う

7月のセンバツ大会優勝校と8月の夏の甲子園大会優勝校で2020年高校野球日本一決定戦を行います。

理想としては夏の甲子園優勝校の疲労回復のため、夏の甲子園終了後1週間ほど開けての開催が望ましいですが。

三つの提案を実現させるためには・・・

この三つ提案を実行していこうとなると、

  • 阪神タイガースと日本プロ野球との日程の調整
  • 甲子園球場の年間シートを持っている方への対応
  • ほっともっとフィールドの予定
  • テレビ放送はどうなる
  • 東京オリンピックとの兼ね合いは

などこれよりもっとたくさんの弊害があることは承知の上で提案してみました。

この際、前代未聞のことをやってこの危機を乗り越えるのもありだと私は思います。

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追記:2020年3月11日センバツ中止が決定!!

2020年3月11日、高校野球連盟が今年のセンバツの中止を発表しました。

3月11日時点ではコロナウイルスの猛威は相変わらずに状態で、何なら世界的に見れば感染の規模が広がっているほどです…

確かに球児の活躍を見たかったですが、この状況での開催はリスクがありすぎます。

 

中止決定当初、県立岐阜商業高校・鍛治舎監督は会見を開き、

「多くのご苦労、ご尽力を頂きましたが球児の夢を私を含め、大人の手でつぶしてしまったことはまさに断腸の思い、痛恨の極み」

と目頭を熱く話されていました。

球児達とは関係のないところで起こった感染病のために、死ぬ気で戦って掴み取った夢の舞台が消えてしまったことはあまりにも非情すぎます。

まだ中止の発表だけで、これからセンバツへ出場予定だった高校への高校野球連盟の対応にも注目が集まりますが、中止の決定はもう覆ることはありません。

球児達はもちろん、高校野球関係者、多くの高校野球ファンも夏へ向けて前を向いていかなければいけません。

夏の甲子園で再び球児たちの熱い戦いが戻ってくることを信じ、ともに進んでいきましょう。

 

【センバツ】コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれている春の甲子園について思うこと【元高校球児が語る】 まとめ

ということで「【センバツ】コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれている春の甲子園について思うこと【元高校球児が語る】」について書いていきました。

半年前まではこんな状況が来るなんて誰もが想像しなかったことで、当事者である高校球児たちは本当に困惑していると思います。

高校野球連盟には目先のことを考えず、高校野球がこの先何十年何百年と続いていくように賢明な判断をしていただきたいですね。

何はともあれ、

コロナウイルスよ早くおさまってくれーー!

って感じでみんなで祈りましょう!

今回は以上です(^^)/

※2020年春の甲子園・センバツ大会は中止が発表されました。

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